商品によっては分野別に単語が分けられていたり、レベルによって分けられているものもありました。
一般的にどの単語帳もまず単語の意味が日本語で複数与えられていて、その形容詞、動詞型などが派生した形も紹介されています。さらにその単語を使用、応用された短文が与えられているのが一般的といえるでしょう。
しかし、読者は本当にこのような単語帳を読むことで簡単に単語を覚えることができるでしょうか?
答えは人によってまちまちだと思いますが、英単語から日本語の単語へ訳したものを機械的に暗記するようでは実際に長文などを読む時にその単語の意味が分かったとしても理解したことにはならないでしょう。これはブルームのタキソノミーでいうと知識が知識で終わってしまうという事です。つまりベースである知識が理解、応用に繋がらない事を意味します。
では、どうしたら単語を知識から理解、応用に結び付けられるでしょうか?
筆者は次のように提案します:
- 目的の単語が使われるシチュエーションをインターネット上で探す。またはその単語を利用して文章を作る
単語帳上の文章を読むだけだでは、その単語が使用されている状況がつかめません。もし文法的に理解していたとしても一般的にどのようなシチュエーション(文書、会話、手紙、標識など)で使われているか想像するのが難しいでしょう。
例)down paymentという単語が単語帳に与えられているとします。さらに、単語帳にはよく下記のような例文が載せられています。
Taro was so disappointed when the real estate agent told him that he needed a large down payment on the office (太郎は不動産会社がオフィスに高額の頭金を要求したとき非常に落胆した)
もし、和訳が与えられていたとしても、これではどういうシチュエーションで単語が使われているのかいまいちわかりません。
そこで筆者はグーグル(www.google.com)を使います。down paymentの和訳は「頭金」。頭金という言葉などはもちろん賃貸などの説明や契約書に書いてあるはずです。
いろいろな検索の仕方がありますが、筆者はまずGoogle webを使い、「down payment house」を検索します。すると安く頭金を済ませる方法や、頭金の計算アプリ、その他不動産情報がずらりと出てきます。
筆者はこれらの文章や図、計算式などを見てdown paymentのイメージを叩き込みます。
長々とした文書や難しすぎてわからない文章は飛ばします。なぜなら、簡潔な文章で楽をして理解したほうが得だからです。難しい文章は時間がかかり疲れるだけでなく、間違った情報がインプットされてしまう恐れがあります。 - 英作文をする
このステップでは1で読んだ文章を利用して理解を応用に変える作業です。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、1で単語の使い方がわかったところで、そのセンテンスを真似して自分なりの英作文をします。文の形はほとんど一緒でもかまいません。なぜなら、英作文は模倣から始まるからです。他人が書いたものを真似をして自分なりにアレンジして覚えるのも大切なことです。
例)In order to buy a home selling for $1,000,000, a down payment of $20,000 is necessary by the end of this month. This is twice more expensive than the one in other cities.
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